2011/11/05 | 0 comments | By: Atsushi Sawa

ユニフォームへの企業広告

ユニフォームを広告スペースとして企業に売ることは、スポーツチームにおける重要な収入増加の戦略の一つである。Advertising Ageに掲載された記事によると、イングランド・プレミアリーグにおける20チームのユニフォームのスポンサー料の合計が2010年のシーズンだけで1.55億ドルである。各チームによって獲得している金額は異なるが、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドが総スポンサー料の40%を獲得し、各チーム3,000万ドル以上のスポンサー収入を得ている。一方で7チームは100万ドルにも満たないスポンサー収入しか得ることができず、イングランド・プレミアリーグでは、人気のあるチームだけがより高額な収入を得ることができるという構造になっている。

世界一価値の高いスポーツチームは?

サッカーは世界で最も人気のあるスポーツである。その証拠に優勝賞金の金額において世界でトップ3に入るスポーツ大会はUEFAチャンピオンズリーグ、UEFA欧州選手権、FIFAワールドカップと、すべてサッカー大会である。このような圧倒的なサッカーの人気もあり、Forbes.comに掲載されてる、世界で価値の高いスポーツチームトップ50("the World's 50 Most Valuable Sports Teams")という記事を見つけたとき、私はサッカーチームがこのランキングのほとんどを独占していると予想していた。

TEDトーク:ゲイバー・タリー

現在、私はアメリカ、フロリダ州にあるフルセイル大学のエンターテインメントビジネスという分野を専攻しており、課程のなかで「ボラントリッパー(VolunTripper)」という名前のビジネスプランを構築している。このビジネスプランは前回の記事に出てきたボランツーリズム業にあたるビジネスで、その中でも特に開発途上国におけるスポーツ支援にを含むパッケーツアーに特化したビジネスプランである。スポーツは人々の人間性やコミュニケーション能力を発達させることに効果的であると思い、直接的な物資や技術の支援ではなくスポーツ支援に特化したプロジェクトにしようと考えた。この私の考えを確実なものとするためにTED.comでスポーツの重要性について述べている演説を探していたところ、ゲイバー・タリー氏(Gever Tulley)による子供の教育に関する興味深い演説に出会った。


2011/11/04 | 0 comments | By: Atsushi Sawa

WYSE Work Abroad:ボランツーリズム事業団体

WYSE Work Abroad
開発途上国におけるスポーツ支援プログラムのほとんどがボランティアや非営利団体によって実施されている。アドベンチャートラベル事業者団体(Adventure Travel Trade Association)によると、旅行会社においてもボランティアを含んだパッケージツアーが販売されおり、このようなツアーはボランツーリズムとして知られ、旅行業において急速に成長している分野である。WYSE Wrok Abroadはボランツーリズム業界の事業者団体で、青少年や学生を対象とした旅行業を促進するために設立された世界青年学生教育旅行連盟(World Youth Student and Education Travel Confederation)の機関の一つであり、世界40カ国から150を超える旅行会社が参加している。この事業者団体に加盟する利点はビジネスチャンスや業界の流行などの調査資料を受けることができるなど、様々である。

オリンピック:開催国の経済を活性化させることができるのか?

2018年冬期オリンピックの開催地、韓国の平昌(ピョンチャン)
7月7日、2018年の冬季オリンピックの開催国が韓国に決定した。韓国はオリンピックを主催することによって270億ドルの利益を上げることができると予想している。また、オリンピック開催による潜在的な経済効果は、2002年の日韓で共同開催されたサッカーのワールドカップの2倍、そして1988年のソウルオリンピックの4倍であると見積もっている。今回の韓国のように、多くの国々が自国の経済発展を目的としてオリンピックの招致に力を注いでいる。しかし、オリンピックが主催国に莫大な経済効果を与えるとは言い難い。

インド:世界一アツいスポーツリーグ

2008年よりインドは数々の国際的なスポーツ大会を招致し開催してきた。インド政府はスポーツ大会を開催することによる交通機関の整備を期待している。また、政府は諸外国と提携し、選手を海外へ留学させたり優秀なコーチを自国へ招待し、将来の選手育成に力を注いでいる。

インドではクリケットが最も人気があり、インドに住むすべての男の子がクリケットをすると言われているほどで、クリケットはインドの非公式の国技と称されている。また、インドはクリケットの発展に重要な国の一つにもあげられている。19世紀中頃にイギリス人によってクリケットはインドに持ち込まれ、それ以来クリケットの人気は徐々に国中に広まっていった。クリケットの人気が功を奏し、1983年についにインド代表チームはクリケットのワールドカップで優勝する。また、今年行われたワールドカップにおいても見事優勝を勝ち取る。