2011/11/05 | | By: Atsushi Sawa

TEDトーク:ゲイバー・タリー

現在、私はアメリカ、フロリダ州にあるフルセイル大学のエンターテインメントビジネスという分野を専攻しており、課程のなかで「ボラントリッパー(VolunTripper)」という名前のビジネスプランを構築している。このビジネスプランは前回の記事に出てきたボランツーリズム業にあたるビジネスで、その中でも特に開発途上国におけるスポーツ支援にを含むパッケーツアーに特化したビジネスプランである。スポーツは人々の人間性やコミュニケーション能力を発達させることに効果的であると思い、直接的な物資や技術の支援ではなくスポーツ支援に特化したプロジェクトにしようと考えた。この私の考えを確実なものとするためにTED.comでスポーツの重要性について述べている演説を探していたところ、ゲイバー・タリー氏(Gever Tulley)による子供の教育に関する興味深い演説に出会った。




この演説において、タリー氏は子供の創造力や自尊心、そして周囲の環境への適応力を向上させるために5つの危険なことを子供たちにさせるべきであると提案してる(1. 火を使って遊ぶ, 2. ポケットナイフを持つ, 3. 槍投げ, 4. 電化製品の分解, 5. デジタル著作権に違反する)。彼はまた、子供に車を運転させることも子供の発育には大きな効果があると説明している。彼が子供たちに危険だと考えられるようなことをさせるように奨める背景には、近年の子供たちへの安全に関する規制がますます厳しいものになってきているという事実がある。このように危険なことに出会わないような環境で子供たちが育ってしまうと、彼らが危険な状況に遭遇した際に、適切な対処を取ることができなくなってしまうと彼は警鐘しています。私自身、危険な状況を経験してきたことにより、危険な状況に対する適当な判断能力を身につけることができたということもあり、タリー氏の考え方に賛同している。

先ほど述べた私の考えに当てはめることができるということもあり、彼が挙げた危険なことの中でも、特に3つ目に挙げた槍投げをするという意見が印象てきであった。タリー氏は物を投げるという運動は分析力と身体的な技術の組み合わせで行わり、この運動は脳の働きの訓練にもつながると説明している。また、このような的があるような訓練は、子供たちの注意力や集中力の発達にも役立つと説明している。これこそが開発途上国におけるスポーツ支援の目的であると感じた。子供たちにスポーツを教えることを通じて、脳の働きも活性化させ、勉強に対する集中力やコミュニケーション能力を向上させ、自分たちの社会を自分たちの力で発展させていくことができるようにしたいと私は考える。

法律に違反したり、車の運転をさせたりなど、タリー氏の提案には賛成し難いものもあるが、タリー氏の説明にもあった通り、これらの経験を通じて子供たちの創造力はや知識を向上させる可能性は大きいだろう。この演説で取り上げられたように、運動は体を鍛えるだけでなく、脳の働きにも大きな効果をもたらすということがわかった。この考えを、私のビジネスプランに組み込んでいきたい。


日本語字幕付き:
http://www.ted.com/talks/lang/eng/gever_tulley_on_5_dangerous_things_for_kids.html

0 comments:

コメントを投稿